プレスリリース

2017.09.02

1966 年以来、日本で2 例目の発見 「ホテイチク」ではなく「キッコウチク」の花が開花

 

1966 年以来、日本で2 例目の発見

「ホテイチク」ではなく「キッコウチク」の花が開花

 

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伊豆シャボテン動物公園では、「ホテイチク」の花が開花しているとお伝えしておりましたが、富士竹類植物園の元研究主任 柏木 治次(かしわぎ はるつぐ)氏によると、「キッコウチク」の花ということが判明いたしました。「キッコウチク」は特に宮崎や京都に多く、関東以西では庭木として一般に栽培されています。

しかし、国内で「キッコウチク」の花が確認されたのは、1966 年に京都市下京区で1 本のみの部分開花があった以来、2 例目という非常に珍しい開花であることがわかりました。国内開花事例が今まで1 回だけだったため「キッコウチク」については未だ謎が多いという状況です。

「キッコウチク」は、「モウソウチク」の変種になり、母種の「モウソウチク」の開花周期は諸説ありますが、不明です。モウソウチクは中国から1736 年(江戸時代)に日本に入って以来、未だに一斉開花がありません。